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看護職の子育て今むかし:連盟ふくい座談会:福井県看護連盟


連盟ふくい座談会:看護職の子育て今むかし福井県看護連盟座談会 看護師の子育て今むかし

育児休暇後の現場復帰。制度を把握し、環境を整えることで復帰者の不安をなくしたい。

司会

私たちの頃には1年間育児休暇を取ったら、職場復帰が出来るかどうか逆に不安でしたよね。

岸本

今も1年間のブランクの間に状況がいろいろと変わっていますし、自分自身は職場復帰の楽しみも有りますが、子どもを保育園に独りで預けることも不安です。

澤崎

私の場合は、内科から外科へ配置換えをお願いしまして、コロッと内容が変わったんですが、育児休暇明けでなかなか覚えられないし、子育てもありまして、同僚に迷惑をかけましたね。

大崎

管理的立場になると、元の職場に戻るのか、それともそれはキツイから日勤ばかりにしたいのかって一応聞くんですよ。受け入れる方も、未経験の人が来るよりも、育児休暇明けでも元の場所の方が受け入れやすいし、復帰も早いです。

でも、長い間医療現場をしなかったら、怖いだろうなって思います。
私も産前産後3ヶ月ほど休みましたが、あれが変わった、これが変わったなんて、いろいろありましたもの。薬が変わった、今後はこういう方法になった、とか。
私は1年も現場にいなかったら心配だと思う。

海道
病院によっては現場復帰しやすいよう、職場復帰のためのプログラムが組まれており、休暇中の病院の情報を説明している。

一応、職場復帰支援プログラムがあるんですが、そのプログラムはほんの数時間のオリエンテーションで、「ここが変わった」「こういう制度になった」「あなたの病棟の入院患者さんはこういう傾向の患者になりました」っていうことを一応教えてくれるんですけど、1年数か月のブランクを埋めようとするには、本人の負担になりますね。

司会

そんな流れの中で、育児の時期があって、年を取ってくると今度は介護の時期があって、みんな活かさなきゃならないそれぞれの時期があるんですよね。

海道

楽である時間って本当に少ないですよね。自分が本当に充実して過ごせる時間を考えてみると、ホントにわずかで、あっという間。

機器や看護技術の進展など、看護環境も日に日に変化している

それでも楽しみながら過ごせたし、苦労ばっかりで辛くて苦しくて涙が出たか、と言うとそうでもなくて、仕事も充実していたし。子どももそれなりにちゃんと育ってくれたし、楽しんでいるという実感はさほどなかったかもしれませんが、あの頃の自分にしてはうまく両立できたと思っています。

今の時代の変化というのは、本当に目まぐるしくって現場にいる私でさえついていけない。なのに、今子育てをしている方は、私たちの時代とは別の苦労をしなくてはいけない。
ちょっとだけ先輩の私たちはその辺を理解して、職場復帰しやすいような環境を整えたり、制度を使えるようにしていかなくてはなりませんね。

司会

本当にそうだと思いますね。

海道

夜勤が出来ない子育て中のお母さん方が残業・夜勤も免除、休日も仕事なしとなった時に、限られた人数や人員配置の中では結局、子育てを終えた正職員が穴を埋めていくわけですよ。そうするとやっぱり不満が出てきます。
でも、やはり制度は制度ですから。その制度的な部分で窮屈さを与えてしまうと、職場復帰が難しいし。

やはり自分も皆と同じステージに立っているんだから、どこかで妥協して、職場に貢献して自分の役目を果たすなど、バランスを取ってくれれば問題はないんですけれど、「土日はしない」「夜勤できない」と当たり前のように言われる職員が一人でもいると職場が揉めるんですよ。
そこをきちんとフォローして、皆で協力して勤務しないと難しいので、子育て中の方々にも言うべきことは言わせて貰わないといけないなと思っています。

大崎

こういう仕事をしているとね、育児も大事、仕事も大事となった時に、自分がどう思うかはその人個人にかかってくると思います。

以前、職場満足度調査をしたところ、育児中だからとか、介護が必要な家族がいて大変な時だからとか、そういうことと職場満足度が低いということは関係ないんです。
仕事っていうのは環境だけではなくて、結局その人個人の持って行き方なんだなって、その時に感じましたね。

海道

あくまでも、休ませてもらうために制度を使うんじゃなく、仕事を上手に両立するためにこの制度を利用するって事なんです。これを履き違えるとダメですね。

自分だけではどうにもならない部分があるだけに、家族と話し合っていくとか、自分が何を選択するかというきちんとした思いがあればね。それは本人の意思とバランスかなぁ。