福井県看護連盟 福井県看護連盟サイトトップページへ
福井県看護連盟

看護職の子育て今むかし:連盟ふくい座談会:福井県看護連盟


連盟ふくい座談会:看護職の子育て今むかし福井県看護連盟座談会 看護師の子育て今むかし

子どもを持つ女性にとって仕事と育児の両立には悩みや苦労がつきものです。とりわけ夜勤や休日出勤が多い看護職の世界で、女性はどのようにして自らの子育てを乗り切っているのでしょうか。
 

夜勤や土日出勤も多い職場。家族の協力や託児施設の利用によって子育てを乗り切った。

司会

今回は「子育て」というテーマで、仕事と子育てを両立させてこられた皆さまのお話を伺っていきたいと思います。

では最初に、お子さんや子育てについてどんなふうにご苦労されているかというところをご自由にお話しください。

大崎
大崎妙子さん
基幹総合病院を定年退職後、請われて地域の病院に3年間勤務、看護体制の確立に当たる。本年7月から、福井県看護連盟の幹事長を務めている。
仕事をする上でのモットーは、看護はサービス業である。仕事は明るく楽しく。

私は家族と同居しているので、お姑さんに子どもをずっと見てもらっていたから、子育てで特に苦労したというのはないけれど、病院の託児室に一応登録はしていましたが、家族の都合とか、おばあちゃんが病気になったりした時は、やっぱり大変だったかな。

澤崎
澤崎敦子さん
看護師として勤務歴25年目を迎える。主に精神科病棟に勤務し、現在ストレスケアセンターの師長として活躍。
患者さんの気持ちに寄り添いながら看護を提供。また、様々な職種の方々との円滑なコミュニケーションを心掛けている。

私は結婚して最初の5年間は核家族だったんです。この間に子どもを授かることになりまして。
最初は仕事も常勤で頑張っていたんですが、子どもが熱を出したり、保育所からお迎えに来て下さいと言われると迎えに行かざるを得なくて、常勤では困難になり、パートに変更しました。
2人目が授かった時点で一応退職という事になりました。

大変だなあと思ったのは自分が病気になった時ですね。
幼い子どもが2人いるし、おばあちゃん達は遠くにいるので、すぐに駆けつけられないし、主人も仕事がすごく多忙でしたし。高熱でうなされて寝込みながら仕事の相談をしていたところがちょっと苦労だったかなと思います。

その後、主人の実家に同居することになり、主人の両親が協力的でしたので子どもの事はお願いして、仕事の方も再開できました。

岸本
岸本千鶴さん
市立の総合病院に3年間勤務した後、助産師学校に進学。卒業後再度元の病院に於いて助産師として勤務し現在に至る。
モットーは、妊産褥婦や家族・患者さんに喜ばれる温もりのある看護、そして自身も楽しく生き生きと看護ができることをこころがけている。

私は今、7才、6才、1才の子どもがいまして、昨年、今1才の子どもを出産しましたので、今現在は育児休暇中で、また来月から復職の予定をしています。

隣に夫のご両親がいるので助けてはいただける状況なのですが、お2人ともまだ仕事をされているので全面的に援助してもらえるという状況ではなく、勤務中に子どもが熱を出した時は夫に保育園に迎えに行ってもらったり、土日に私が勤務の時には、上の子2人を夫に見てもらったりという状況ですね。

私も休日とはいえ研修や集まりがあって出かける事も多く、子どもたちや夫には大変なしわ寄せが行っているなあと思います。
でも、自分も好きな仕事を続けていきたいという思いがあるので、協力してもらいながら何とかできる限りの事を自分でもやっています。

海道
海道敦子さん
総合病院に6年間勤務後出産・育児のため離職。その後再度医療法人多機能病院に勤務、現在看護部長として、今求められているのは何かを常に模索。
また患者・家族の訴えに耳を傾けることと生涯学習を心掛けている。

私は一応、子どもはみんな自立、または大学生なので“今まさに”という事ではないのですが、実は出産を期に一旦離職しているんですね。お姑さんが早めに亡くなっているので、主人と2人で子育てをしないといけない状況でしたので。

でも子どもが2歳ぐらいになった頃、当時はまだ施設内に託児施設というのがなかったので、やはり保育園に預けないといけなくて、早出や遅出という現場の勤務の事を考えますと、保育園選びも非常に大変でしたね。

でも、上の子たちの時はそういう苦労があったんですが、下の子が生まれた頃には職場に事務所内の託児施設ができましたので、生後2ヶ月で子どもをその託児施設に預けて、早出・遅出・夜勤をする事ができました。

司会

ありがとうございます。

岸本さんは、育児休暇が終わってお仕事に戻られることになるんですけど、その点で何か心配などありますか?

岸本

そうですね。夜間と土日が心配なのですが、夫が見てくれると言ってますし、今勤めている病院にも先月から託児所が開設されまして、利用者のニーズに応じて夜間、土日の開設も考慮すると言われているので、そこに登録して利用したいと考えています。

院内の看護職員の中でも、子育て世代や育児休暇中の職員の割合が非常に多いという事がありまして、やはり現場が非常に厳しい状態になってきて、託児所を開設するという事になったようです。

また、地方公務員ですから育児休暇等の制度もあって、法律的には3年間育児休暇を取れるということになっていますが、やはり現場の厳しい状況や自分のステップアップを考えると、3年全て権利を行使することに対して自分の中でも葛藤がありますし。

司会

育児休暇が3年になって、しかも夜勤に入る看護師が少なくなってきた時に、職員が10%近く休んじゃうと欠員状況になりますよね。

大崎

もっと早く出てくるっていう人もいますよね。いろいろですけど。
あまりそういう事には管理部からは「早く出なさい」とは言わないですけどね。

司会
夜勤勤務がない各外来部門には、子育て中のナースが配属され、子育ての期間も退職せずに働き続けられるよう配慮されることが多い。
(耳鼻科外来の診察風景)

確かにどんどん時代が変わって、環境も整ってきましたね。短時間の勤務であったり、常勤でありながらフルタイムでなくても働けるとか。
まあ、私たちの時代は、そんな事を全く考えずに働いていたという状況でしたね。

正直言って「誰が育てたの?」みたいなところは無きにしもあらずで、子どもが学校に行き出した時に悩んだこともありますよね、ほんとに。

大崎

そう言えば、ベビーシッターに頼んで来てもらうこともありましたね。1週間、10日ぐらいだったかな。子どもがまだ1才にならない時でしたかね。
でも勤務の希望が通るかどうか分からない時は、そういう計画を立てるのも難しくて。

やはり仕事中心にやっていたから、家族にも子どもにも負担かけたなぁと思うこともありました。