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男性看護師は語る:福井県看護連盟


連盟ふくい座談会:男性看護師は語る福井県看護連盟座談会 男性看護師は語る


男性看護師としては初の国会議員。期待したいところは非常に大きい。

中西

昔は、男性は“看護”、女性は“看護”と言われていて、「看護士です」って患者さんのところにいくと「看護士って何?」って聞かれたこともあったね。「男性の看護婦です」って言うと「へえ、男なのに看護婦なんだ」って言われたりして。

僕もいまだに「看護婦と看護師ではやることが違うんでしょ」って言われることがありますね。特にご高齢の方とかに。「注射はしないんでしょ」とか。
介護士さんの延長上に男の看護師がいるという考え方をされている方がまだいらっしゃいますね。

「いや、普通に女の看護婦さんと同じことしますよ」って。

中西

そうだね。

今は男性の看護師もいるということはある程度認知されているけど、男性看護師の評価が上がるのは、皆が活躍して「男性看護師ってすごいな」と思われた時であって、今はまだそうじゃないと思う。
国会議員の方でも男の看護師がいるんだということを初めて知る方も多いんじゃないかな。

だからこそ、石田先生が国会で初めて看護師として答弁していただけるというのは、ありがたいね。

そうですね。今回の国会への進出が、僕たちの仕事の改善につながる一歩になればいいな、と思います。
まあ、結果的に男性看護師と女性看護師が50:50になることは、まだまだあり得ないとは思いますが、その中でも男性としてのポジションが少しずつ確立していけば。

中西

今後の期待もいろいろあるとは思いますが、今言ったように、今回連盟で石田先生が初めて男性の立場で国会で答弁していただける可能性が出てきました。男性が出るということは皆さんも誇らしいと思うんです。

今までにも看護師さんや保健師、助産師の方が国会議員になってはいますが、やはり女性としての考え方が多かったと思うので、今回は男性の立場として一緒に共感できる意見を出しやすくなると思うんです。

そういう点で皆さんが期待することはありますか?

看護師のトップとして男性が国会の場に立つっていうことは、看護師の方だけでなく全日本国民にも、男性看護師がいるということを周知してもらえると思うので、その相乗効果として、男性看護師が今後も増えていけばいいと思います。

石田まさひろ先生(中央)と。

政治の世界は男性が多いので答弁の際には弁論力が必要ですよね。その点、石田さんは非常に物事を上手く捉えてらっしゃいますし、話し方も上手。
“男性だからこそ政治の世界で力を発揮できる”という点も確かにあると思うので、今後の看護を代表していろいろな改善につながっていってほしいなと思いますね。

幸澤

僕としては、男性だからとか女性だからというのではなく看護師の置かれている現状そのものがなかなか厳しいですし、看護師の資格を取っても看護師の仕事をしていない方も多いので、その辺をなんとかしていただいて、労働環境の良い、魅力ある仕事にして欲しいなと。

中西
「東日本大震災復興基本法案」の集中審議にて、参考人質疑を行う高階議員

国会の場は、まだ男性社会だと私は思っていて、女性の議員の方が発言する時は、私たちが病院で発言する時と同じように、パフォーマンスを強調したり自分の地位を高めようとすることで精一杯だと思うんです。
女性の代表が出ても、国会のなかで上手く渡り合えるのかな?とは思っていたんです。やっぱり男性社会ですからね。

でも、今回石田先生が出られるわけですから、看護の代表として、私たちの改善などについて力を発揮していただけるよう期待したいと思います。

欲を言えば、最初に石田先生がレールを引いて、次にもう一度男性が出ていただいてレールの上を電車で運転してもらう、というのが理想なんですが。看護社会には、やはり少なからず男女間の壁があるので、それを薄くするか、あるいは無くすかというところに力を入れて欲しいと思いますね。

余談ですけど、僕らは今回こういう座談会の形で40代、50代の人と関わりを持てたけど、その機会がない20代や30代の人はたくさんいると思うので、今後は男性看護師の横のつながりが持てる会などがあればいいなと思います。

中西

そうですね。

実は今度、看護連盟に加入している男性会員を中心に座談会を開こうと思っています。40代、50代の方々のこれまでの生き様や、20、30代の人が突き当たっている将来像の壁とか、いろいろな思いや聞きたいことが皆さんあると思うので、そういう意見を交換できる場にできればと考えています。人生の先輩の失敗談や苦労を重ねてきた方の話というのは自分自身の教科書になると思うし。

ぜひ多くの看護師の方に参加していただきたいですね。